塾長あいさつ

みなさん、こんにちは。鴻鵠舎塾長の石川久人です。


授業を行う石川久人塾長
卒塾生と食事する石川久人塾長(卒業記念会にて)


 長い間塾講師として仕事をしてきて、最近痛感することは、家でちゃんと勉強できない子が増えてきているなあ、ということです。それから、これは特に男子に言えることですが、昔に比べて随分精神年齢が幼くなって、わがままを抑えられない、自分を上手にコントロールできないような子が本当に多くなっているということです。

 

 鴻鵠舎では、塾でなるべくたくさん勉強できるように機会を設けて、そこでまず勉強に真剣に取り組む姿勢を身に付けてもらいたいと考えています。家でやれないなら、塾でやるしかありません。本来勉強は孤独に耐え、ひとり黙々と励むべきものですが、もはや現代の中学生には望むべくもないことかもしれません。これも時代の趨勢と思い、今後も精一杯塾生の勉強の手助けができるよう環境づくりに努めてていくつもりです。

 

 鴻鵠舎は小さな塾で、とても温かく和やかな雰囲気です。ある卒業生は体験記のなかで、先生たちは先生というよりまるでわたしの両親のようだったと書いています。ですから、スパルタでビシビシ厳しく鍛えてください、というようなリクエストには応えられませんが、ひとりひとりをよく見て、丁寧に、そしてもちろんけじめをつけて教えていくのが鴻鵠舎の指導方針です。

 

 塾講師としてキャリアを重ねてくるなか、つくづくと考えることがひとつあります。それは真の学力の向上は、人間としての成長なくしては為しえないということです。観点を変えていえば、どんなに頭が良くても、人間性に問題があるようでは、社会では役に立たない、社会人としては通用しないということです。やはり根本のところで、勉強することの意味をよく考え、勉強を通じて人格も高めるという努力がとても重要なのだと思います。

 

 私も、塾での指導が生徒の学力の向上とともに、人格の陶冶に少しでも役立つことを願い、日々精進していきたいと考えています。

 

塾長プロフィール


石川久人(いしかわひさと) 1960年3月20日生まれ。岡崎市生まれ、岡崎市育ち。

愛知県立岡崎高等学校、早稲田大学法学部卒業。

名門進学教室の看板講師・進学指導責任者として活躍後、95年鴻鵠舎開塾。

この間数多くの生徒を熱誠指導し、志望校合格へと導く。

地域の教育振興に情熱を燃やし、母校岡崎高校のPTA役員・PTA会長も歴任。

指導歴30年。